(写真提供:国営海の中道海浜公園)
福岡市の海の中道海浜公園に「くじらぐも“ふわんポリン”」という子ども向け遊具がある。
トランポリンと言うべきか、滑り台と言うべきか、子どもたちが飛び跳ね、転がり回る。私の知る限りとても人気の遊具で、いつも元気な子どもたちでにぎわっている。
私はこの遊具が気になって仕方がない。確かに楽しそうではあるが、“これほど子どもたちを惹きつける理由”が、いまだに謎なのである。
技術革新が目覚ましい昨今において、VR、ARなどのデジタル技術を活用したアトラクションは、非日常を擬似的に体感できる大変魅力的な技術であり、にぎわいに多様性を与えている。
一方で、「ふわんポリンの持つ潜在的な魅力」は、少し性質が違うもののように感じる。ここに“普遍的なにぎわいのツボ”があるのではないだろうか。
(写真提供:国営海の中道海浜公園)
< にぎわいアドバイザー 池澤守の “ちょっと一言” >
五感を全開して味わうフィジカルな体感。見知らぬ人々との間に生まれる交流と共感。にぎわい空間を創るためのヒントが満載です。