「にぎわい空間研究所」は、リアル空間にしかできない新しいビジネス価値の在り方を研究します

第3回「都会のど真ん中に突如現れたオアシス」
Mini Column

第3回「都会のど真ん中に突如現れたオアシス」


2018.08.10facebook

写真1
 
 大阪市の天王寺駅から徒歩1分のところにある広々とした芝生広場が魅力の天王寺公園エントランスエリア「てんしば」。

 オープンする3年前までは、ホームレスのテントや、無許可のカラオケ屋台が占拠する近寄り難いエリアだった。

 しかし今では一変してお洒落なカフェやショップ、さらにドッグラン、フットサルコートも設けられており、老若男女問わずいつも多くの人でにぎわっている。

 高層ビルに囲まれた都会のど真ん中に突如現れた広大なオアシス。そのビルと芝生の不思議なコラボレーションに「にぎわいのツボ」があるように思う。

写真2
 
< にぎわいアドバイザー 池澤守の “ちょっと一言” >
人間に不可欠な「ハレ」と「ケ」の共創。コンクリートと緑。賑わいと静寂。緊張と弛緩。その相互作用の中でこそ“感動する心”が育まれるのです。

※「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。(Wikipediaより引用)
昔は毎日が同じことを繰り返す「ケ」の社会であったため、祝祭などの「ハレ」を組み込むことで変化を作り出してきました。ところが現代社会は、目まぐるしく移り変わるニュースや話題、外食、ファッションなど、毎日が非日常化した“ハレ型社会”です。緊張が常態化した時代だからこそ、刺激にさらされ続ける都市生活者の心を癒してくれる、水や緑などの“ケの空間”を意図的にちりばめる必要があるのです。

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