未活用空間から新たな事業収益を生み出す「未活用空間ビジネス」が次々と登場しています。中でも急成長を遂げているのが宿泊特化型コンパクトホテル「ファーストキャビン」です。中規模オフィスビルなどの空きビルを低投資で簡易宿泊施設に転用し、高収益ビルに蘇らせる画期的なビジネスモデル、そして異業種との連携による新たな事業展開を紹介します。
ここ数年、リアル空間に新たな付加価値を生み出す演出手法として普及してきた「プロジェクションマッピング」。このムーブメントの火付け役を担ってきたのがNAKED Inc.(ネイキッド)です。映像空間イベント“TOKYO ART CITY by NAKED”と同社代表の村松亮太郎氏を取材し、ネイキッドの歩みと独自の空間表現を生み出してきた原動力、そして今後の展開に迫ります。
優れた独創性と高度なデジタル技術によって幅広い領域で表現活動を展開するクリエイター集団「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」。展覧会“Rhizomatiks 10”とトークセッションの取材、そして中心メンバー(齋藤精一氏、真鍋大度氏、石橋素氏)へのインタビューを交えながら、10年間の歩みと今後の展開を紹介します。
平成29(2017)年2月14日、「にぎわい空間創出FORUM2017」が開催されました。FORUMは“Exhibition”と“Conference”の2部構成。会場全体を使いながら様々な要素を盛り込み、ハードとソフトの両面からリアル空間産業の未来ビジョンを探りました。パネルディスカッションでは、リアル空間ビジネスの “ファーストペンギン”たちが登壇し、展開するビジネスの戦略や展望を大いに語り合いました。本記事はFORUMの全貌を記録した詳細なレポートです。
B級グルメの代表格、やきとり。「全国やきとり連絡協議会」では、この庶民の味を文化の域にまで高めようとする活動を続けています。全国に点在する「ご当地やきとり」の店主たちが結集し、地域間連携と情報発信によって展開する「文化ブランディング戦略」についてレポートします。
年間約100万人を集客する食のメガイベント「肉フェス」。主催するAATJでは、話題づくりと情報拡散の仕掛けを企画段階から事業に組み込み、実践していくことで膨大な量の情報拡散と集客に成功しています。本稿では、「肉フェス」「餃子フェス」の事例研究を通じてAATJの集客セオリーを検証します。
ライブエンターテイメント市場を牽引する音楽フェスティバル。秋田県男鹿市で開催される「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」は「ノウハウゼロ」「資金難」「脆弱市場」という三重苦のもとで、市内ターゲット人口の実に2倍を超える集客に成功する注目事例です。常識を打ち破った男鹿フェスはいかに生まれ、成長してきたかを探りました。
南米大陸初の五輪として、大きな混乱もなく幕を閉じたリオデジャネイロ・オリンピック。新興国にとって経済発展のスプリングボードとなったリオ五輪に対して、日本は2020東京五輪をいかに活用するべきなのでしょうか? 本稿では2020東京五輪を戦略的な起爆剤として活用するうえでの方向性を提言します。
日本人選手の活躍によって連日のメダルラッシュに湧いたリオデジャネイロ・オリンピック。南米大陸初の五輪開催を支えたのは仮設を多用した会場づくりによる経費削減でした。現地レポートの前編では競技会場を中心に現地の仮設の状況を紹介するとともに、2020年東京五輪での対応についての提言を行います。
ナムコが展開する謎解きゲームの常設施設「なぞともCafe」。右肩上がりに来場者数を増やし続ける人気施設が誕生した背景にはナムコの「リバーチャル構想」がありました。リアル空間ビジネスを拡大するためにバーチャルの優れた機能を最大限に活用する新発想に迫ります。