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にぎわい空間創出FORUM 2019<br />
アンケート結果<br />
「空間事業者のテック化への関心が明らかに」<br />
Event Report

にぎわい空間創出FORUM 2019
アンケート結果
「空間事業者のテック化への関心が明らかに」


2020.04.09facebook

編著:にぎわい空間研究所編集委員会

 令和元(2019)年12月3日に開催された「にぎわい空間創出FORUM 2019」では来場者へのアンケートを実施した。本記事では、来場者の約半数から回答が得られたアンケート結果の概要を紹介する。
 


①来場者属性

 来場者の属性については、まず、男性が71%、女性29%。年齢層は20代20%、30代17%、40代30%、50代27%だった。
 
来場者の業種
 業種では、ディスプレイ業界関係が45%で最多。不動産・住宅関係(15%)、メーカー・商社・物販関係(8%)が続いた。
 

来場者の職種
 職種としては企画・クリエイターが38%でトップ、続いて経営者(17%)、管理職(16%)、営業(13%)が多かった。
 


②内容に関する評価(全体)
 
フォーラムの内容について
 フォーラムの内容については「とても良かった」が44%、「良かった」が49%を占め、全体の93%が内容について満足したことが分かった。
 
[ 個別意見(抜粋)]
◎ 今の社会の「場」のあり方や今後の流れを知れて、とても勉強になった。
◎ 自分の知らない世界を知ることができ、可能性の大きさに感動した。
◎ 不動産業界の新しい取り組みを知り、我々の業界における変革の必要性を感じた。
◎ 企画を行う上での考え方、発想のヒントがたくさんあった。
◎ 講演者の方々がテックの流れを主導している方々なので熱意を感じた。
◎ どのセッションも具体的で良かった。
◎ 新技術を利用した新しいビジネスの可能性を感じた。自由な発想に刺激を受けた。

 
空間革命が起こっている現状への実感
 フォーラムのテーマである「空間革命」が現状ですでに起きていることを「とても実感できた」が54%、「やや実感できた」が40%に上り、全体の94%の人々が肯定的な意見であった。
 
[ 個別意見(抜粋)]
◎ 自分の想像の範囲を超えていた。
◎ スマホやネットを活用する世の中で、柔軟な考えで利用し、ビジネスを広げていっている現状を目の当たりにした。
◎ グローバルな視野に立つと、従来型のビジネスでは企業成長が見込めないと実感し、空間革命に大きな変化を感じることができた。
◎ テック化が進む世界の第一線で活躍されている方が直接事例を踏まえ説明していただき、戦略を聞くことができたので、とても実感できた。

 
「テック化がもたらす空間ビジネスの未来」について
  「テック化がもたらす空間ビジネスの未来」については、「とても興味を持った」が64%、「やや興味を持った」が28%に上り、ディスプレイ業や不動産・住宅業に関わる空間事業者のテック化への関心の高さを示した。
 


③内容に関する評価(セッション)
 
研究セッションテーマ①「不動産テック革命」について
 「不動産テック革命」については、「とても可能性を感じた」が39%、「やや可能性を感じた」が36%で合わせて75%だった。一方、「どちらとも言えない」「あまり可能性を感じなかった」を合わせると14%だった。
 
[ 個別意見(抜粋)]
◎ 生活の中でじわじわ浸透しているテック化の体系的な説明で全体的なつながりを実感した。実際の成功例でさらに実感した。
◎ 「テック化」という言葉は聞いたことはあったが、さまざまな種類、身近なテック化について話が聞けて勉強になった。
◎ 不動産テックの盛り上がりが体感できた。
◎ テクノロジーをどう生かすのかをより深く学べた。
◎ 現状でここまで生活のテック化が進んでいると実感した。部分的にでも仕事のアイデアにつなげられそうな内容だった。

 
研究セッションテーマ②「飲食店革命『軒先レストラン』」について
 「飲食店革命『軒先レストラン』」については、「とても興味を持った」が61%、「やや興味を持った」が26%で合わせて87%に上った。
 
[ 個別意見(抜粋)]
◎ Instagramでよく間借りカレーのお店を目にしていたが、今回のフォーラムでなぜ間借りだったのか仕組みが分かりとても面白かった。
◎ 軒先レストランは市場を活性化し、若い人でもビジネスに参加できる世の中を作ることができる意義のあるビジネスだと思う。
◎ 軒先レストランはこれからの飲食業界の先駆者として活躍されていくのだなと思った。
◎ 軒先レストランのアイデアには興味を持った。吉野屋には何のメリットもないと言い切る姿はすごいと思う。業界の問題点を解決していくことが、いつかは自分たちに返ってくる。色々な業界にも言えるなと感じた。働ける人が減っている時代の流れ、未来をどう考えるか? いいきっかけになった。

 
研究セッションテーマ③「賃貸住宅革命『OYO LIFE』」について
 「賃貸住宅革命『OYO LIFE』」については、「とても興味を持った」が58%、「やや興味を持った」が25%で合わせて83%だった。
 
[ 個別意見(抜粋)]
◎ 賃貸住宅革命「OYO LIFE」にはスマホひとつで入居日やその他のオプションが完結することにショックを受けた。引越しする時は、利用したいと思った。
◎ スマホを含めたITの活用方法について、たくさんのアイデアを得た。
◎ OYO LIFEには自分が取り組む事業とのマッチングの可能性を感じた。
◎ OYO LIFEの講演がとても興味深かった。世界と日本での空間ビジネス違いや日本の立ち位置をもっと知りたいと思った。
◎ 何をするにもスマホひとつなど、すぐに解決してしまうようなことがこの数年で急成長していると感じた。

 


◇ ◇ ◇ 

 
次回フォーラムへの参加について
 なお、次回フォーラムへの参加については、「参加をしたい」「参加を検討したい」が約8割に上った。(了)

 

記事中の情報、数値、データは調査時点のものです。


 
 

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